ページ

30.9.12

【報告!】2012年夏 フィールドマッチング実習


【報告!】2012年夏 フィールドマッチング実習

89月に実施されました2012年夏の国際保健フィールドマッチング実習は、無事に全部の実習が終了いたしました。
今回はケニア、カンボジア、ヨルダン、ザンビア、スリランカ、タイの6か国で実習が行われました。総勢16名の学生が参加しました!

実習名
国名
人数
ニャンザ州保健マネジメント強化プロジェクト
ショートインターン研修
ケニア
6
パレスチナ難民救済機構保健サービス実習
ヨルダン
3
HIV/AIDSケアサービス管理展開プロジェクト見学
ザンビア
1
農村における産業保健WINDプロジェクト
タイ
1
AMDA スリランカの地域医療と医学生交流
スリランカ
1
母と子に優しい出産ケア
カンボジア
4

以下に実習に参加した学生の中で3名の方の感想を共有させていただきます。

==================================
感想

 医学部医学科4
医学生になってもう4年も経つのに、時間がたてばたつほど、自分が何を学んでいるのか、何が知りたいのか、何を考えなくてはいけないのかがどんどん分からなくなっていった。その閉塞感の中ケニアに向けて発つことになり、行く前は、何かが変わるなんて期待していなかった。むしろ、何も変わらないかもと恐れていた。でもそんなこと全然なかったです。自分の感覚がどんどん磨かれていって、もっと知りたいと思う気持ちがわきあがってくるのはとても気持ちのいい感覚だった。今回の実習で得たこのモチベーションを落とさずにいたいという気持ちが強い。読みたい本も、まわりの人と話したいことも、調べたいこともたくさん見つかった。


ヨルダン パレスチナ難民救済機構保健サービス実習、医学部医学科5 
将来像の模索がぼくの至上命題だったのですが、現地のパレスチナ人と接すれば接するほど、自分の覚悟の足りなさを実感し気持ちが重くなっていきました。そのうちなんとなくぼくには彼らを助けることはできても、国を取り戻してあげることはできないという途方もない穴蔵に行きついていました。そんな時、ヘルスセンターの小遣いのおじいさんとスークに買い物におりていく機会が1週間ほどありました。白衣のままだったのでパレスチナ人たちは次々に聴診を頼んできます。正直言うとこの時が実習期間中で一番未来が見えたひと時でした。聴診をした人たちは自分の店の野菜や果物をお礼にくれるのです。その時、ぼくはずっとこういう仕事がしたかったのだと思いました。医者は医療を提供する。百姓は野菜を作る。漁師は魚を捕る。一人一人が生きることを通じてつながっている。そんな世の中で生きて行くのがぼくの希望なのだと思います。
 思い悩んだひと月でしたが、ヨルダンで出会ったすべての人との出会いに感謝しています。一つ一つの会話が生涯の糧となったし、いろんな問題を考える機会になり将来につながるひと時だったと思います。


農村における産業保健WINDプロジェクト 看護学部看護学科3
予想はしていたが、産業構造の違いやCSRの捉え方の違いが、タイにおける産業保健活動の内容を日本とは異なるものにしていると感じた。それでも、両国において大部分を占める中小規模事業場の労働者に対してアプローチが難しいということは共通していると改めて考えた。タイと日本の違いについて最も印象的だったことは、地域保健の実践状況であった。ある日、たまたま保健省の職員とターミナルケアの話をしていて、タイでは病院よりも家で看取ることが一般的だと聞いた。在宅療養を希望しながらも実現しない人を見ることが少なくない日本と比較すると、タイでは自然な形で在宅療養が行われていると感じられた。私立病院のような高度医療を受けられない貧しさがあるというのも在宅療養が行われている理由の一つかもしれないが、日本にはない地域保健の形が存在するのもたしかではないか。産業保健サービスに関しても、タイならではの地域保健のスタイルが今後さらに活かされていくだろうと予想された。タイにはタイの利点があって、そこをうまく活かした取り組みが行われている様子を見ることができたことは、今回の大きな学びであった。

==========================

ここに載せているのは、参加者が見てきたこと、感じてきたことのほんの一部です。
国際保健フィールドマッチング企画について、さらに詳しく知りたい人は、企画の詳細や過去の実習の報告書をHPに掲載しておりますのでこちらもぜひ見てみてください!

次回募集開始は11月上旬ごろを予定しています。
詳細が決まりましたら、HPMLなどで宣伝させていただきます。
よろしくお願いいたします☆

0 件のコメント:

コメントを投稿