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10.6.12

アリーのエチオピアウルルン滞在記♫ ~現役jaih-s運営委員が海を越え、Global Healthの今を伝える~ 第2回



第二回目は、アフリカの概要とエチオピア (正式名:エチオピア連邦共和国) 概要についてお話させていただきたいと思います♫

アフリカ概要
現在世界には194カ国の独立国があります。その4分の1以上、54カ国がアフリカにあります。しかし約70年前は、エチオピア、リベリア、エジプト、南アフリカ連邦(現在の南アフリカ共和国)4カ国のみが独立国であり、その他はヨーロッパの植民地下にありました。1951年にリビアの独立し、6年後にはガーナが独立。これを皮切りにアフリカ諸国は独立し始めました。植民地化の影響もあって、フランス語や英語、ポルトガル語がアフリカ諸国で多く使われています。

アフリカには現在10億人以上。人口増加率は世界一高く、2050年には20億人になるとかならないとか・・。現在中国の人口が13億なので、中国人よりアフリカ人の方が多くなりそうですね♫
アフリカ人とひとまとめに言っても、民族は数え切れないほど。民族が多いイコール色々な文化や宗教があるということですが、実はこれが大きな問題になっているのです。
時は遡って19世紀。ヨーロッパ列強が植民地化を始めた際、宗教や民族を考えずに国境を定めてしまった為、違う民族や違う宗教を信仰していた人々が同じ国境内に住むことにより、宗教的、民族的争いが増えてしまったのです。その多くが紛争に発展し、ソマリア内戦、スーダン内戦など多くの死傷者を出し、また隣国に逃げる人々が難民化し、大きな問題となっているのです。
例えば、皆さんご存知と思いますが、かの有名な映画「Hotel Rwanda」。この映画は1994年ルワンダで勃発したルワンダ紛争(フツ族によるツチ族の虐殺)、そして紛争によってうまれた難民の話ですよね。
「内戦」「紛争」「戦争」などという言葉を聞いて、皆さんは何を思いますか?
我々日本人は単一民族ですので民族間の争いはありませんし(例外はあると思いますが)、戦争に関しては、憲法第9条によって放棄することになっていますし、戦後70年以上経った今、日本ほどこれらの言葉が遠い国は他にないと私は感じます。日本を離れて、「安全である」ということが、どれだけ幸せな事か考えさせられました。
「同じ人間なのだから、争いなんてやめよう。」できればこういう言葉で解決してほしいものですが、そう簡単に物事は進みません。
連日TVでも放送されていますが、中東のシリアでも内戦が続いていますね。事情は違うにしろ、これ以上人が死んでいくのはもう見たくありませんよね。
さて、少し話がそれましたが、アフリカの話に戻ります。
アフリカ1人あたりのGDP(国内総生産)745ドル(日本円にして約57600)であり、日本の約47分の1 (2005年時点)、まだまだ貧しい生活を強いられている人は少なくありません。「貧困」「飢餓」「疫病」そんなイメージを持っているヒトも少なくないしょう。課題は山積みですが、アフリカは紛れもなく発展しています。南アフリカではワールドカップが開催されるほど発展し、アフリカ大陸全体の成長率は2%近く(2009年時点)で、今世紀の成長は著しくといえます。

アフリカや開発学に興味のある方は、下記の三冊がオススメです。
私も授業で読みましたが、貧困、疫病、援助、経済について深く考えさせられる本になりました。






さてさて、今度はエチオピア概要をお話させて頂きます。
皆さんはエチオピアに対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
私はエチオピアに行こう!と決めるまで、恥ずかしながら何も知りませんでした。
人伝いに、コーヒーが美味しい!と聞いていたくらいでしょう。
エチオピアをよくご存知な方にもご存知でない方にも、この回のブログを通して少しでもエチオピアについて知って頂きたいなと思います!

では、まずエチオピアがどこに位置しているかはご存じですか?
念の為に・・。エチオピアは、東アフリカに位置しており、北はエリトリア、東はソマリア、南はケニア、西は南スーダンに囲まれています。
首都はAddis Ababa(アディスアババ)。アムハラ語でAddisは新しい、Ababaは花という意味です。先日アディスに行って参りましたが、何不自由なく物が手に入ります♫
物価は毎年上昇傾向にありますが・・。お肉や海産物はやはり高いですね。
イカは1パック約1500円ほど。かなりの贅沢をしました。

さて、アフリカ概要で少し述べたように、アフリカのほとんどの国はヨーロッパの植民地化にありましたが、エチオピアは植民地化されておらず、独立国を守っています。


エチオピアの国旗は、赤、黄、緑を使用していますが、アフリカ諸国の国旗もこの三色が多く使用されていることにお気づきでしょうか?例えば、ガーナやコンゴ共和国やセネガル。これは、アフリカ諸国が独立を守りぬいたエチオピアに敬意を示し、この三色を使用しているという背景があります。

歴史のお話をすると、複数の民族が対立し紛争になったケースがアフリカには多くありますが、エチオピア・エリトリアは同族同士で争いになった稀なケースです。
エチオピアとエリトリアはもともと同じ民族で、10世紀頃までは「アクスム」という国を形成していたのです。しかし、1890年にイギリスがエリトリアを支配し、エリトリアとエチオピアは違う国になりました。この際、エチオピアは数年間だけイタリアに占領されています。(余談ですが、イタリアに占領された際にスパゲティーが伝わったのか、エチオピアのレストランにスパゲティーがあります。) その後、1952年国連協議で再び両国は同じ国になりました。しかし関係がうまくいかず1962年にエチオピアがエリトリアを併合し、争いを経て1993年にエリトリアが独立する形になりました。その後両国の関係は良好でしたが、1998年に両国間にまたがる「イイグラ三角地帯」の領有をめぐって突然紛争が勃発してしまい、何万人もの死傷者と10万人以上の難民をうむことになってしまいました。この他にも軋轢が生じた原因はあったのですが、未だに両国間の国境には緊張が走っている状態です。

エチオピアの民族はオロモ人とアムハラ人で約70%以上を占め、ティグレ人やソマリア人が数%います。公用語はアムハラ語が使われていますが、中等教育から英語での教育が行われている為、教育を受けている人は英語が話せます。
とは言え、エチオピア人の英語はいくつかの特徴があります。(注:一概には言えません)
Rは日本語の「ル」の発音になるため、「burger=バルガル」「partner=パルトナル」と発音しています。
・複数形のSSの前につく単語を発音した後に「エス」と発音する。例えば、「chairs=チェアーェス」「cups=カップェス」
・他にも「only=オナリー」「favorite=ファボライト」と発音したり、特徴があっておもしろいです。

信仰されている宗教はエチオピア正教が約半数を占めます。イスラム教が次に多く30%ほど。私がいるバハルダールでは、エチオピア正教が大多数を占めています。壁画がよく売られているのですが、例えば「最後の晩餐」の絵は、エチオピア人の顔をした12人の使徒とイエス様がインジェラ(エチオピアの主食)を食べていたり。思わず笑みがこぼれてしまいました。



さてさて長くなりましたが、エチオピアについてまだまだお伝えしたいことはたくさんあります。今後は随時おまけコーナーで紹介していきますね!


~おまけコーナー~

エチオピアはコーヒーが美味しい!という話を聞いていましたが、コーヒー発祥の地とも言われていて、本当に美味しいです。アムハラ語でコーヒーはブンナと呼んでいます。歓迎会、送迎会、ことあるごとにブンナセレモニーが開かれます。1杯目のコーヒーをアボル、2杯目のコーヒーはトナー、3杯目のコーヒーをバラカと呼んでいて、3杯飲むのが普通です。女性が、豆を炭火で焙煎するところからセレモニーは始まります。いい匂いのするお香に包まれながら、床にはチャッフィと呼ばれる緑の草を引き、3杯のコーヒーを味わいながら、お喋りを楽しみます。




















ぷちおまけ
アフリカでは「カルボナーラ」ほど、国によって違うものはないそうです(某専門家談)。私もこの前2つのレストランでカルボナーラを食べましたが、1つのレストランは明らかにミートソースっぽいカルボナーラが。もう1つのレストランでは、卵スパゲティーがでてきました。




楽しんで頂けましたでしょうか?
ではでは、次回はエチオピアの援助状況についてお話致します♫

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