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【書評】サバンナの話をしよう ~獣医・俊平のアフリカ日記~ 神戸俊平著

今回は滋賀医科大学2年、小田垣彩花さんに書いて頂きました。
「サバンナの話をしよう ~獣医・俊平のアフリカ日記~」を紹介いたします。

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-書評-

ケニアで40年も活動されている獣医の神戸先生のご著書です。主に3部に分かれていて、はじめは日本での職を辞め旅行者としてアフリカを放浪されたときのお話、次に首都ナイロビの動物孤児院で働かれたときのお話、最後にマサイの地域で獣医師として活動しておられるお話です。
特に印象的だったのは、マサイの家畜に甚大な被害を与えているというツェツェバエをトラップを使って防ぐ話です。このハエを防ぐためにかつては空中殺虫剤散布や森林伐採が行われており、環境破壊に繋がっていたそうです。これ以外にも、先生が旅行中に見た大飢饉の光景や、野生動物に関しては、象の密猟の話や日本が多量の象牙を輸入してきたことなど、読んでいてつらくなることも多々ありましたが、国際協力やアフリカ、特にケニアに興味がある人にぜひ読んでいただきたい内容でした。内容は決して軽いものではありませんが、軽妙な語り口で書かれているので読みやすく、この書評を書くために読み返してみると、つい最初から最後までまた読んでしまいました。
神戸先生は1986年からは「アフリカと神戸俊平友の会」というNGOで、マサイの家畜の診療、野生動物保護、さらにはナイロビのエイズやストリートチルドレンの問題に関っておられます。こちらもぜひチェックしてみてください。

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