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16.2.12

【書評】みんぱく実践人類学シリーズ1 人類学と国際保健医療協力


こんにちは。事務局広報を担当しております加藤です。
今回の書評は合宿班、神戸市外国語大学5年の武智彩さんに書いていただきました。
「みんぱく実践人類学シリーズ1 人類学と国際保健医療協力」を紹介いたします。


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ー書評ー

こんにちは!jaih-s7期前半運営委員の武智彩です!!
本日は書評ブログということで、私から1冊、本を紹介させていただきます。

この「人類学と国際保健医療協力」は2006年10月に長崎で開催された第21回日本国際保健医療学会総会と第47回日本熱帯医学会大会の合同大会3日目に開催された「文化人類学は医療協力の役に立つのか?―医療従事者と人類学者の対話に向けて」というシンポジウムをもとに書かれたものです。

2012国際保健トレーニング合宿の講義紹介ブログ(「医療人類学とリプロダクティブ・ヘルス/ライツ」)でも少し触れましたが、国際保健医療の現場では、私たちの想像を超える文化や慣習が存在していることがあります。人類学者は現地の人々に近い場所で、現地の人々の生活を観察している分、従来の開発従事者にはない視点から開発をとらえることが可能です。この本では、そんな人類学者の方々が、それぞれのフィールドや、専門家として派遣された先での調査をもとに、人類学がどのように国際保健医療協力に関わっていけるのかを、それぞれの視点で書いています。

本の中の一部を紹介させていただきますと、松園万亀雄先生が執筆された「文化人類学と開発援助―西ケニア、グシイ社会における男性避妊をめぐって」という章では、男性避妊をめぐって、グシイ社会の男性の考え方や、女性が家族計画普及員としてなぜ関わりにくいのかなどを、先生のフィールドでの調査を通して書かれています。この章だけでも、「文化」がどれほど国際保健医療協力を行う上で深く関わっているのかを考えさせられると思います。

今までと違う観点から、「国際保健医療協力」について、この本を通して考えてみてはどうでしょうか?ぜひぜひ、一度手に取って読んでみてくださいね♪

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