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5.1.12

【書評】国際協力師になるために 山本敏晴著


7期前半運営委員で事務局の広報を担当しております、
東京大学医学部医学科3年の加藤浩介と申します!

7期前半運営委員が、これからblogで国際保健に関する本を紹介していきます!
では言いだしっぺの僕から、高校生の時に読んだ山本敏晴先生の
「国際協力師になるために」という本を紹介したいと思います。


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2011年度jaih-s総会で基調講演にもきていただいた、山本敏晴先生の著書です。
国際協力における枠組みや、具体的な仕事内容といった総論的な内容から、
AIDSやPHC、環境問題、CSRなど各論的な内容まで広く浅く扱った、
国際保健のみならず国際協力に興味をもった人にぜひ最初に読んでもらいたい
ような入門書になっています。冒頭にはカンボジアで医療スタッフを育成する
「先生」になる人材を育成し、持続的なシステムを作り上げた「エリコ先生」、
直接的な医療支援と比べて直接誰かに感謝されることはないが、インパクトとしては
非常に大きい「公衆衛生」を確立した「ギルバート少年」の例が挙げられています。

著者の批判する自己満足のボランティアを越えた、「本当の意味のある国際協力」は何か
を読者に問いかけます。上の2つの例がそれぞれ「持続可能性」と「効用」という
キーワードをヒントとして浮かび上がらせています。
NGOによる緊急支援に対する憧憬から国際保健に興味をもつ人(ぼくもそうでした)も
多いと思いますが、もっと深く勉強して、何が大切なのかを考えて
いきたいと思うきっかけをこの本が与えてくれました。具体的な話が非常に多く、
「自分のできること」「自分のしたいこと」「途上国の人々がしてほしいこと」
を考え直して、自分の将来を具体的に考えられる非常にいい本だと思います。

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