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12.2.11

明日は晴れ

【連載コラム「国際保健と私」Vol.3】

幼いころ死ぬのが怖かった


そんな時出合った一冊の本
途上国の子どもたちが死と隣り合わせに生きている
そんな現状が描かれていた


 
医師になろう



ふと思った。
幼い私が狭い狭い世界の中で知っていた職業

それが私と国際保健の出会い



それからただ漠然と海外のことを知りたいと本を読み漁った
本の中は遠い遠い世界の話が広がっていた
遠い遠い世界の話


いつか私は海を越え国境を越えて
だれかの近くでいのちを救うのだ
そう考えていた




それから月日が流れ
不幸なのか幸いなのかずっと医師を目指し続けることとなり
医学部に通い始めた


大学生活が始まってから1年、いよいよ海外に行くこととなった


ものがない、人がいない、システムが整ってない


本の中だった現実は違和感があった


なぜこの人たちは困っているのだろう


私にはわからないことだらけだった
学校で習っていることだけで解決できるなんて全く思わなかった


医師を目指してよかったのか
そのとき私は立ち止まってしまった


恥ずかしながらそのときになって初めて
国際保健が医療だけで成り立っているわけでないことを知った




なぜだろう、なぜだろう?

答えを探すにはあまりにも広い世界だった
そんなのはあきらめて自分は田舎に行けばいいや
そう思ってって帰国後は国際保健を忘れようとした
遠い世界のことは誰かがやってくれる
きっとかしこい誰かがやってくれる



でも、

でも、やっぱりどこかひっかかる



離島やへき地の実習に行くと、途上国と格差があるものの
なんだか違和感を感じ同じことを感じてしまうのだ

医師の力だけではどうしようもない
ちっぽけで世間知らずの自分の知識や価値観では見えないのだ


もっと学ばなきゃな
もっと考えなきゃな
もっともっと感じなきゃな



そのとき、ちょうどたまたま国際保健を学ぶ学生団体に出会った

jaih-s

地方にいたって勉強できるんだなって目からうろこだった

そして国際保健を目指すいろんなユニークな仲間に出会えて
刺激をもらって現在を過ごしている




最近になって幼いころ知っていた遠い世界のことと思っていた世界は
今の自分のことに繋がっている、だからこそ私もやらなきゃ
って思えるようになった

まだまだ問題は山積みで、みんながハッピーになる道が
どこにあるのかなんて正直まださっぱりわからない



とにもかくも自分がハッピーであること
あなたもハッピーになること
そしてみんながハッピーになること
そう思って今日も日暮らし
明日は晴れの日


事務局jaih-s副代表 鹿児島大学4年 苅屋朋

2 件のコメント:

  1. とっても素敵な投稿をありがとう^^
    皆にとって「明日が晴れの日」となるように頑張らなきゃ!ってすごくパワーをもらいました。
    途上国との出会いのきっかけとなった本はなんてタイトルだったのだろう??

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  2. つたない文章を読んでくれてありがとうございます。
    そしてコメントまでありがとうございます!
    遅くなってごめんなさいね(>_<)
    きっかけの本は黒柳徹子著『トットちゃんとトットちゃんたち』です。

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